FXRタンク 修理
凹んだタンクの修理。
ピンストライプも塗装し直しです。
ライトグレー少し青みがかってます、こうしてみると写真によって色が違ってみえますが
一切メタリック、パール等は入っておらずソリッド色になります。
メタリックやパールと違い調色は比較的楽ですが、塗装が乾くと明るくなります。
調色板に塗装し乾いた状態で合わせないと同じ色が出せません。
といいますか全くの同じ色にはなりません。
そしてボカシ塗装をするとボカシ部分がミストの粒粒により浮いて見えますので
ソリッドだからといって簡単なわけではありません。
馴染みやすかったり、ボカシやすいのはかえってメタリックやパールのほうです。
タンク内は気化したガソリンが充満しておりますので溶接系の修理方法は気化した
ガソリンの除去に時間や手間がかかる為よほどのことがない限り選びません。
車修理によく使うスタッド溶接機もタンクに穴を開けてしまう可能性があるので使いません。
裏側も焼けますしコーティング等も駄目になります。
以前の塗装が10層以上あり塗り重ねるのはそろそろ限界でしょうか。
パテの巣穴を埋める為サフェーサーを吹きます。
ピンストライプ部分をマスキングしグレーを吹きます。
白や明るい色の場合マスキングの際汚れが付く恐れがあるので
クリアーを一度吹きます。
これをするかしないかでは作業効率や精度が違ってきます。
なによりクリアー層が1層増えますので耐久性が増します。
クリアーが厚い事の利点として多少の擦り傷は磨いて消せる事です。
クリアー層より下が出た場合塗装をやり直さなければなりません。
FXRタンクの場合真ん中にカバーが縦に付きますので半分だけの修理でも可能
だったのですが今回は左右で色が違っていた為左側も含め丸々塗装しました。
青みのあるライトグレー戦闘機を彷彿とさせカッコイイですね。