1966 エルカミーノ
エルカミーノのボンネット修理。
先端部が錆でミルフィーユ?のような状態でサンドブラストしたらほぼ無くなってしまいました。
下の写真はブラスト後に砂を掃き出す為に縦にしました。
二重構造部分があるのですべての錆は取れませんが、できる限り修理箇所周辺はブラストしました。
鉄板の切り張りはコストや再発の問題があるので今回はFRPにて修理していきます。
端の部分は基準となるので錆は取りましたが残しました。
アルミテープで型枠を作りFRPを積層して内部も樹脂でコーティング。
強度的にも申し分ない厚みですし先端にメッキモールも付くので問題なし!
ある程度パテで成形したらいよいよ車体に取り付けして表側の修理に移ります。
一部削ってみると錆があるのがわかります、おそらくすべてサビてますしパテもどのくらい
広範囲に入っているかもわからないので都合上表面化してる部分のみ修理します。
それでも結構な広範囲になってしまいました。
予定よりも随分と手間を掛けてしまいましたがサービスです。
ちなみにこれは黒のサフェーサー。
モールに付くボルトも何本か錆で無くなってましたが再構築。
ソリッド黒塗装。
喜んで貰おうと頑張った結果苦しくなる所もありますが、
お客様あっての商売なのでさじ加減は非常に難しい所です。