ヘッドランプの経年劣化

板金塗装30年目のヒヨっこ職人が

偉そうに解説したいと思います。

車のヘッドランプが曇ったり黄ばんでくる現象は

自分が板金塗装業界に入りたての頃 ヘッドランプは主にガラスだったので

その様な問題は起きてませんでした。

その代わりに事故現場には必ずといってヘッドランプのガラス片が散乱していました。

時代とともに素材から取付方法までありとあらゆる所が変わってしまいましたが

ヘッドランプが劣化してしまうのはどうにかしたい所です。

見た目が悪いだけではなく、車検にも通らなくなってしまうと

いよいよなんとかしないといけません。

巷にはメチンクロライド(塩化メチレン、ジクロロメタン)を気化させて

劣化部分を溶かし艶を戻す商品もありますが結局の所

プラスチックの劣化を止める効果はありません。

それは磨いて艶を出す行為と同様で効果効能は一時的で個体差はあれど

また元通りに黄ばみ曇ってしまい定期的に床屋や美容室に通うようにその都度お金を払うことになります。

髪の伸びる早さは調整できませんがプラスチックの劣化を遅らせることは十分に可能です。

新車の時はヘッドランプにコーティングがされていますが生産コスト(車種、車格)にもよると思いますが

いずれ剥がれてなくなってしまいます。

そこでヘッドランプ専用のコーティング剤を使いコーティングするのが

間違いなく長く良い状態を保つ方法だと思います。

只 他に方法は無いわけではありません ヘッドランプ専用ではありませんが

塗装の際に使うクリアーをヘッドランプに塗装する方法です。

私自身の自家用車で5年前に施工して以来一点の黄ばみ曇りもありません。

おそらくは同業者の中には同じようにクリアーをヘッドランプに塗装している方も

いると思います。

お近くの板金塗装店に相談してみるとよいかもしれません。

お店によっては磨きやメチンクロライドの噴霧施工とさほど変わらない金額で

請け負ってくれるお店もあるかもしれません。

車を”買い替える”までノーメンテナンス、ハイクオリティを手に入れましょう。

下の写真は”磨き”の施工例です、一時的ですが差は歴然です。

バルブが目視で分かるようになりました。

念を押しますがこれは磨き施工です。

クリアー施工ですとスモークや、ブルーにすることも可能です

アイデア次第で雰囲気を変えることもできます。

 

今後も少しだけ為になる情報を時々発信していこうと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。